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2012年06月23日

里帰り展@内陸




近来の回顧録。


1992年(平成4年)に舟形町の西ノ前遺跡から出土した日本最大級かつ
国指定重要文化財の土偶“縄文のヴィーナス”改め“縄文の女神”。


舟形町中央公民館


国宝指定の正式決定を間近に、舟形町中央公民館にて今月8日から
10日までの3日間限定で開催された「西ノ前土偶里帰り展」。

その最終日に足を向けた。







リーフレット

入場者には記念品として西ノ前土偶の写真入りポストカードの進呈が。









▼西ノ前遺跡(舟形町)展示品


西ノ前遺跡関係展示室

20年前に発掘された約4500年前の縄文時代中期創作の
立像土偶“縄文の女神”と残欠土偶47点の展示。

高さ45センチメートルを誇る均整の取れた八頭身の優美な造形。
14年振りに古里で披露された淡い赤褐色の『山形の宝』を眼前に感激。

然れど諸事情により撮影は(苦笑)






▼水木田遺跡(最上町)展示品


水木田遺跡出土品

縄文時代中期の遺構及び土器捨て場から発掘された遺物の展示。

平成23年には土器、石器、土偶の一部が国指定重要文化財に。
而して高さ89センチメートルの深鉢は日本最大級の縄文土器だとか。






▼清水城跡(大蔵村)展示品


清水城址関係展示品

1476年(文明8年)築城の平山城跡の写真パネル展示。

平成23年には二の丸の土塁や水堀跡などの遺構が県指定史跡に。






▼記念講演会(舟形町地域学講座)


舟形町中央公民館3階大ホール

最終日に並行して開催された講演会に参加。

講師に文化庁の専門家を招き『土偶の発生と成長、
そして形の面白さ』と題して講演。



大英博物館で開催された土偶企画展の模様や日本列島で出土した
縄文時代の土偶の特色と変遷をスライドにより解説。


文化庁文化財部美術学芸課・主任文化財調査官・原田昌幸氏

草創期から晩期までの時期区別や東日本と西日本に二分する地域で
多種多様な形態の変化に富む縄文時代の土偶の青史に興味津々。







舟形町役場正面玄関前「縄文のヴィーナス」像

土偶には豊穣や生命再生への祈望などと、目的は諸説紛々であるが
古人の教えに学び、畏敬する機宜となったであろう。拝謝。






▼おまけ


「月刊文化財」表紙写真

「月刊文化財」平成24年6月号(NO.585)表紙より。






▼おまけ(2012年8月2日撮影)


史跡「西ノ前遺跡」全景



日本最大土偶出土の地






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